寺本動物病院Staff Blog

VMAT



近年、震災などの大規模な災害が起きた地域において急増した傷病者の診療をサポートするために医師、看護師及び業務調整員で構成された災害派遣医療チーム「DMAT(ディーマット)」が活躍しているようです。医療関係者がDMATとして働くためには、指定されている災害指定病院に勤務しながら経験を積み、研修に合格することが必要なようです。
 
災害が起きた地域の自治体、病院等と連携し、迅速に医療体制を整えなければ救える命が減ってしまうため、関係者は事前からかなり綿密に準備や訓練をしてみえることが想像されます。

私自身はこれまで大規模な災害に巻き込まれた経験がなかったため知りませんでしたが、被災地という特殊な状況下で不足する医療サービスを補うための仕組み作りが国を挙げて成されていたことには驚かされました。

さて、災害現場では人だけでなくペットも被災してしまうため、都道府県によってはVMATと呼ばれる動物医療チームが存在し、避難所にいる動物の応急処置、健康相談、被災動物の保護などにあたっています。先日、岡山県で国内8番目のVMATが結成されたとのニュースを拝見しました。

DMATとは異なり国(農林水産省)ではなく日本獣医師会や災害に対し意識の高い各都道府県の獣医師会が主体となって運営されているようですが、国内のどこが被災地になってもおかしくない昨今、VMATが全国的に広がることを願う声もあり、各地で専門的な講習会が行われています。私も機会があれば講演を聞いてみたいと思うニュースでした。


獣医師 船木

  1. 2020/07/18(土) 09:35:18|
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新型コロナウイルス関連Q&A〜厚生労働省〜

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今日は新型コロナウイルス感染症について、動物を飼育する方むけのQ&Aを厚生労働省のHPより
抜粋してお届けします。

Q;飼育しているペットに感染しますか?
A;海外ではヒトからイヌ、ネコ、トラが感染した事例が数例報告されています。しかし現時点では感染事例は非常に限られており、新型コロナウイルスはヒトからヒトへの飛沫感染や接触感染が中心であると考えられています。


Q;感染した動物での症状はありますか?
A;イヌでは明確な症状は確認されていません。ネコでは呼吸器症状および消化器症状があったとの報告があります。


Q;ペットからヒトが感染した事例はありますか?また、ペットを飼育する上で注意すべきことは?
A;これまでのところ新型コロナウイルスがペットからヒトい感染した事例は報告されていません。しかしながら、動物由来感染症の予防のため、普段から動物に接触したあとは手洗いや手指用アルコールでの消毒等を行うようにしてください。


Q;新型コロナウイルスはコウモリ由来というのは本当か?
A;新型コロナウイルスの自然宿主は現在のところ不明です。その遺伝子配列がコウモリ由来のSARS様コロナウイルスに近いため、起源となった可能性が考えられています。


Q;犬を飼育していますが、狂犬病のワクチンは春のうちに打たないといけないか?
A;感染拡大状況等を踏まえると柔軟に対応する必要があると考えられる。動物病院を受診する際は、各病院に事前に相談するなどして、集団感染を防ぐための配慮が必要。
→寺本動物病院での対応および受診にあたっての注意事項は、前回の記事にまとめてありますのでぜひご覧ください。

獣医師 寺本
  1. 2020/04/21(火) 20:20:32|
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ロイヤルカナン ベテリナリーシンポジウム

ロイヤルカナン ベテリナリーシンポジウム

2月16日、名古屋市のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で開催されましたロイヤルカナンベテリナリーシンポジウム2020に出席してきました。毎年開催されてきたこのイベントも今年で20周年だそうです。

今回は皮膚疾患と消化器疾患に関する講演を聞きました。ロイヤルカナンに限らず、フードメーカー主催の講演は療法食の普及促進も開催目的の1つであるため、治療を行う上で療法食の必要性が高い皮膚疾患と消化器疾患は選ばれることが多いテーマです。

3名の講師はいずれも著名であり、一般的な動物病院で治りが悪かったり継続的な管理が難しい症例を専門的に診療してみえます。まだ教科書に明記されていないような論文レベルの新しい情報や、今後参考になりそうな経験談を聞くことができ有意義な時間を過ごすことができました。

その後、全国8都市で開催予定だったこのシンポジウムも新型コロナウイルス感染症の影響から4都市では中止になってしまったそうです。国がワクチンの開発に力を入れているというニュースを聞きましたが、早く安心して穏やかに過ごせる日が来ると良いですね。


獣医師 船木
  1. 2020/02/28(金) 12:48:17|
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犬アトピー性皮膚炎の治療に新たな光明

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最近は,人と同様に犬においてもアレルギー性の皮膚疾患が多く認められます。
「イヌアトピー性皮膚炎」は,病気の仕組みがまだまだ完全に解明されているわけではありませんが,
ヒトのアトピー性皮膚炎と多くの類似点を持つことが知られています。

当院でも,これまで様々な治療選択肢の中から,わんちゃんのご家族の皆さんと相談しつつ治療を行ってきました。
この秋,その治療選択肢がさらに一つ増えることが決まりました。
抗体を用いて痒みの伝達物質(インターロイキン31といいます)を中和する,新しいコンセプトの薬です。これはヒトのアトピー性皮膚炎治療においても未だ実現しておりません。
重大な副作用の懸念がなく,安全に使えるうえ,先行して発売されていた海外での治療成績も十分期待できるものです。

11月には日本で使用可能になる見通しです。決してこれまでの治療法が無用になるわけではありませんが,待ち遠しいですね。
今後も,優れたものは積極的に採用していくつもりでおります。

獣医師 寺本
  1. 2019/09/11(水) 15:52:22|
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WJVF第10回大会



先週末、大阪で開催されましたWJVF(West Japan Veterinary Forum)第10回大会という学会に参加させて頂きました。この学会では獣医療に関する様々なテーマで講演が行われています。

大学教員をはじめ、各分野で先進的な診療を行われている先生方の講演は普段行っている診療のヒントとなるような話が多く含まれているため勉強になります。

中には学術的な話だけでなく、講演をされている先生の獣医師としてのスピリットが見え隠れし、獣医師としての生き方を学ぶような話もあります。そのような講演は私だけでなく周囲の獣医師も感銘を受けているのがわかるほどです。良い刺激となりました。

獣医師 船木

  1. 2019/07/18(木) 22:20:00|
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