
先日,新しいシャンプーを使いだしてから困ったことになっています。
整髪料が落ちません。。。
一般に市販されているシャンプーです。商品のうたい文句は,「痛んだ髪の集中補修に有効なx0△…」やら
「ミクロのx//.…≥」とか,まぁよく聞くフレーズがパッケージに記載されています。
整髪料が落ちづらいのは,逆に体に対しては安心感を感じたりする訳ですが
洗浄力はともかく,シャンプーの有効成分が皮膚に浸透するイメージについては実際のところ
そう簡単でもありません。
皮膚のバリア機能の強固さがとんでもなく優秀ですから,分子量の大きな物質はそう簡単には皮膚を
通過させてはもらえないのです。
それ故に,バリア機能が低下した皮膚からは,本来皮膚を通過できないものが通過できてしまいます。
たとえばアトピーの患者さんでは,皮膚のバリア機能の維持に重要な働きをしている
フィラグリンというタンパクの遺伝子に変異があることがわかっています。
(2006年にヒトで報告されました)
結果として皮膚の一番外側のバリア機能が損なわれてしまい,アレルゲンが体内に侵入してしまいます。
皮膚病で悩んでいる動物達には,病態に応じた皮膚のケアをおすすめしています。
今の管理に自信が無い方はスタッフまでぜひ。
獣医師 寺本圭志
- 2014/10/30(木) 01:11:04|
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先日、名古屋に出た際に猫カフェに寄ってきました

部屋に入ると、スタッフの方に猫との接し方について一通り説明してもらいます。
猫ははしゃぐ人や大きな声、物音などを嫌う生き物ですから、こうした説明はとても大事だと思います。
ちょっと広めの部屋の中に、あっちにもこっちにも猫が・・・。
マンチカン、アメリカンショートヘア、ブリティッシュショートヘア、スコティッシュ、ロシアンブルー、ラグドール・・・
血統の良さそうな美人さんぞろいでした。あっちの猫にちょっかい出したり、こっちの猫をなでたりしてると、勝手にハイテンションになった猫がいました。
急に部屋中を勢いよく走り出し、他の猫を蹴散らしながら走り回って・・・
座っていた私のお腹に大激突。
私は勢いでひっくり返りました・・・。
推定5キロちょっと超えのいい体格をした猫だったので、みぞおちにダメージが・・・
初めて猫に激突されるという経験をして、仲間の体をマッサージする猫を見て、おやつをあげて猫にたかられて・・・
貴重な体験にほくほくして猫カフェを後にしました。
そういえば、岐阜市の正木にも猫カフェがあり、一度行った事があります。
そこは保護猫の里親探しがてらカフェ経営をしているようで、血統の良い子達ではありませんでしたが、個性豊かな子が多くいました。
野良の世界で生きてきた経験を持つ子もいるからか、なかなかワイルドな顔をした子もいました。
じゃれて遊ぶのはみんな大好きなようで、おもちゃの取り合いをしてるのは微笑ましい光景です。
猫カフェによってもかなりコンセプトは異なるようですし、一度興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
ちなみに写真は、仲間の体を一心不乱に揉み続ける猫ちゃんです。
動物看護師 大里美和子
- 2014/10/24(金) 14:12:46|
- 休暇
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先日我が家のこむぎ(ウサギ)が去勢手術を受けました。
もちろん手術は滞り無く無事に終わり、今はいつも通りに元気に走っています

ウサギの去勢・避妊手術はあまり犬や猫程浸透していませんが、その目的(病気の予防、マーキングの予防等)はあまり変わりません。特にメスウサギは高齢になるとかなりの確率で生殖器疾患を患いますので、その予防には大きな意味があります

もちろん犬と猫とは違う生き物であり、ウサギ独特の注意事項もありますので事前にしっかりとした説明が重要になります

もしご興味のあるかたがいらっしゃれば、ご相談だけでもお受けしておりますので、お気軽にご来院下さい。
獣医師 鈴木慎一
- 2014/10/21(火) 16:16:52|
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先日保護していた鳩2羽が無事に飛び立っていきました

それぞれ別の場所からやってきた成鳥と雛鳥だったのですが、いつも寄り添って一緒に過ごしていました。
成鳥鳩さんが雛鳥鳩さんに飛び方、餌の取り方など世の中のことを教えてあげてるのかな〜なんて想像したりして

、私たちスタッフも温かく見守っていました
最初に成鳥鳩さんが飛び立っていき、雛鳥鳩さんが寂しそう(に見えただけ?)でしたがその2日後に無事飛んでいきました!
保護した野鳥を無事に放鳥することは、かなり難しく、とても元気そうにごはんを食べていた野鳥が次の日に弱っていたりします

。なので今回の2羽の放鳥はとっても嬉しいできごとでした

今頃2羽が感動の再会を果たしていると良いのですが・・・
動物看護師 中村さやか
- 2014/10/15(水) 09:04:42|
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こんにちは😄
猫を飼われている飼い主さん、猫のケケケッという鳴き声を聞いた事がありますか?
この写真は、今病院で鳩を保護しているのですが、その鳩をアキちゃんが見てケケケッと鳴いているところです🐱
猫の歯をカチカチさせるような「ケケケッ」という鳴き方は狩猟本能からきているそうです🐔
猫の行動って謎だらけで面白いですね🐱
動物看護士 星野裕美
- 2014/10/11(土) 12:38:19|
- 猫
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日本人の研究者3人のノーベル物理学賞受賞が決まりましたね。
とても興奮し,同じ日本人として誇らしい気分になりました。
とてつもない偉業であるという事は分かるのですが,どれほど素晴らしい功績なのか
凄すぎて私には見当もつきません。
自分は本職の研究者ではありませんが,岐阜大学で主に動物の免疫学の研究現場におります。
普段から研究室のボスや周りの学生に刺激を受けていますが,今回の受賞のニュースもまた大変に
刺激になりました。
報道では海外に比べた日本の研究現場の問題点が色々と言われていましたが、日本に元気を与えてくれるような
こういったニュースが今後ますます増えてくれると良いですね!
獣医師 寺本圭志
写真はノーベル賞公式ページ
www.nobelprize.org より
- 2014/10/08(水) 15:50:15|
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お家の猫ちゃん、好きな食べ物は何ですか?
缶詰が好き、魚が好き、固いドライフードが好き、色々だと思います。
食べ物の味、食感の好みって、離乳する頃のまだ子猫のときに決まるんだそうです。
離乳した時、お母さんが何を食べていたか、どんなものを貰ったかで、将来の味の好みが変わります。
多分、人で言う「おふくろの味」が定着するのがその時期なんでしょうね。
もし、子猫を育てる事になったら、この時期にはいろんな種類の食べ物を与えてみるのがいいです。
(もちろん、下痢してないか等もよく観察しながらですが)
別に、高いおいしいフードをあげなきゃいけない訳じゃありません。
ドライも食べれる、缶詰も食べれる、パウチも大丈夫。
その方が、将来万が一病院で入院しなきゃいけなくなった時に、ご飯の選択肢の幅が広がります。
缶詰の方が美味しいイメージが個人的にはあるのですが、世の中ドライフードしか認めない!という子もいるようで・・・。
何でも食べれる子の方が、病気の時の食事管理は楽になります。
好き嫌い無いのが一番ですよね。
ちなみに、追加のまめ知識ですが、ノラ猫ちゃんにフードをあげている方に。
妊娠している猫ちゃんが、中途半端に栄養摂取して子猫を産んでしまった場合、栄養が十分でなかったためか、臆病、神経質、パニックになりやすい子猫が産まれる傾向があるそうです。
どうせ産まれてくるなら、みんなにかわいがってもらえる穏やかで明るい子猫が産まれてほしい。
というわけで、ノラ猫の餌付けはやめるべきという考え方もあります。
少しでも多くの猫ちゃんが幸せに美味しいもの食べて生活できると良いですよね。
ちなみに写真は病院猫のアキちゃん。
私のリュックを乗っ取ってしまいました。
意外とデコボコしてる物の上も好きなんですね。ちょっと理解しがたいですが・・・。
これも猫の好みでしょうか・・・
- 2014/10/04(土) 13:43:34|
- 猫
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